大豆製品はとても体に良い食品です。
おからは値段も安く、身近な食品ですよね。
そんなおからを手軽に使えると人気の「おからパウダー」をご存知でしょうか。
今回は、その「おからパウダー」の効果とおからパウダーを食べ過ぎたときのデメリットについてご紹介したいと思います。
結論!おからパウダーを食べ過ぎると体に悪いってホント?
食べ過ぎると便秘になります。
また、おからパウダーを膨らます水分が油だと高カロリーになってしまいます。
おからパウダーの適量を守りながら、上手に料理に取り入れてみてください。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
おからとおからパウダーってどう違うの?
まず、おからとは何でしょうか。
豆腐は水に溶け込んだ大豆を細かく砕いたものを煮て、絞って作ります。
その絞る際に出てくる汁の部分が「豆乳」です。
そして、汁を絞った後に残りかすが「おから」です。
お豆腐屋さんに行くと、お豆腐の隣に安い価格で袋に入ったおからが販売されているところを見たことはないでしょうか。おからはお豆腐を作る上で出来るので、一緒に販売されているのです。
では、おからパウダーとは何でしょうか。
おからパウダーは生のおからから作ります。
生のおからの水分を飛ばし、乾燥させて小麦粉ほどの細かさのパウダー状にしたものが「おからパウダー」です。
つまり、おからもおからパウダーももとは同じものということになります。
しかし、水分量が異なるので、カロリーとしては100gあたり生おからは約111kcal、おからパウダーは約421kcalと水分量の少ないおからパウダーの方が約4倍も高くなります。
おからパウダーに期待できる代表的な効果・メリット
メリット
〈少量でも栄養がしっかりとれる!〉
おからパウダーの栄養価は高く、100gあたりの糖質8.7g、食物繊維43.6g、たんぱく質23.1gです。大豆が原料ですので、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの栄養素もまた豊富です。
おからパウダーは乾燥したものなので大量に摂取できるものではありませんが、少ない量の中にもしっかりと栄養成分が入っています。
〈満腹感が得られる〉
おからに含まれる食物繊維は「不溶性食物繊維」です。この不溶性食物繊維は水分を吸収するという特徴があります。だから、おからパウダーを食べると胃腸で水分を吸収し膨らむので、満腹感が得られます。
〈便秘解消〉
胃腸で水分を含んで膨らんだおからは便のさかを増やして腸の運動を活性化させて排出する効果があります。
〈様々な食品の代用が出来る!〉
おからパウダーは水を加えると生おからになります。
また、水を加えると膨らんで量が増えるという特徴から、ハンバークのつなぎに使ったり、ヨーグルトを食べるときに少し足したりすると量が増えて満腹感を得ることができます。
水分を含むと量が増えると同時に栄養もしっかり摂れるおからパウダーはとても優秀な食品といえます。
以上のようなメリットを考えると、おからがダイエットに効果があると言われるのもうなけますね。
デメリット
食べ過ぎるとどうなる?
栄養も豊富で便通もよくしてくれるおからですが、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。
<食べ過ぎると便秘になる>
便秘解消に良いと先程お伝えしたのに、食べ過ぎると全く逆のことが起きてしまう場合があります。大量におからパウダーを摂取すると、胃腸で大きくなりすぎて、今度は便が出にくくなることがあります。
少量でしっかり満腹感も得られますが、そう感じるまでに多少の時間差はありますから、気をつけたいですね。
<油を使いすぎると高カロリー食品になってしまう>
水分を吸収すると膨らむという性質でダイエット効果があるおからパウダーですが、水分ではなく油を吸ってしまうとカロリーは非常に高くなってしまいます。
カロリーを抑えたい場合はおからパウダーが吸収するもののカロリーを考えた方が良いようです。
適量はどのくらい?
おからパウダーの一日の適量は30gです。
上手に使えば健康を保つのに役立つので、ハンバーグのつなぎにしたり、唐揚げ粉の代わりにしたりして気軽に使えると良いですね。クッキーなどのお菓子にすると罪悪感なく食べられるかもしれません。食べすぎには注意しながら楽しんでくださいね。