フィナンシェとマドレーヌの違いとは
この記事では
・フィナンシェとは
・マドレーヌとは
・フィナンシェとマドレーヌの違いとは
・マドレーヌはなぜ貝の形をしているの?
・フィナンシェとマドレーヌのカロリーは?
についてまとめました。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
フィナンシェとは
フィナンシェとは、アーモンドパウダーと焦がしバターの香ばしい風味と、綺麗な焼き色をしたフランス発祥の焼き菓子です。卵白・砂糖・薄力粉・アーモンドパウダー・焦がしバターを材料としていて、焼きたては表面がサクッとしていて、中はしっとりとした食感。
フィナンシェは、バターとアーモンドの香りが特徴のプレーン以外に「チョコレート」や「抹茶」、「いちご」「アールグレイ」などバリエーションが豊富。コーヒーや紅茶のお供としてピッタリなお菓子です。
フィナンシェはフランス語で「金融家」「お金持ち」を意味します。ビジネスマンが汚さずに片手で食べやすいように、金塊に模した薄い長方形にしたと言われています。
マドレーヌとは
マドレーヌとは、バターの甘く優しい風味と可愛らしい貝の形をしたマドレーヌ型が特徴のフランス発祥の焼き菓子です。全卵・薄力粉・砂糖・ベーキングパウダー・溶かしバターを材料としていて、ふんわりとしっかりが合わさった食感を楽しめます。
マドレーヌは、バター風味のプレーン味のほかに、「チョコレート」「柚子」「ナッツ」「抹茶」などバリエーションが豊富。紅茶とのペアリングが抜群です。
マドレーヌの由来は諸説ありますが、18世紀頃フランスで、宮廷に仕えていた「マドレーヌ」という名のメイドが祖母から教わったお菓子を焼いたことがはじまりと言われています。この焼き菓子を食べた王が気に入り、メイドの名前「マドレーヌ」と名付け、フランス中に広まったと言われています。
フィナンシェとマドレーヌの違いとは
フィナンシェとマドレーヌの違いとは、材料・風味・食感・形の違いです。
フィナンシェは、アーモンドパウダーと焦がしバターの香ばしい風味で表面はサクッと、卵白を使用しているので中はしっとりとした食感です。一方マドレーヌは、焦がしバターではなく溶かしバター、卵白ではなく全卵使用していて、バターの甘く優しい風味とふわふわしっとりが合わさった食感。フィナンシェは金塊、マドレーヌは貝の形をしたマドレーヌ型です。
どちらもコーヒーや紅茶のお供にぴったりで、日本でも定番の焼き菓子です。洋菓子店などでも様々なフレーバーが販売されていて、「プレーン」「チョコレート」「アールグレイ」「抹茶」などが人気です。
マドレーヌはなぜ貝の形をしているの?
当時のキリストの巡礼者がホタテ貝の貝殻をお守りとして身に着けていたという風習が関係していると言われています。
日本では、円形の菊型をしたマドレーヌもよく見かけますが、この形は日本独自のもので、フランスの「パン・ド・ジェーヌ」というお菓子と混合して、日本で定着してしまいました。現在では日本でもホタテ貝のようなマドレーヌ型が主流になってきています。
フィナンシェとマドレーヌのカロリーは?
フィナンシェとマドレーヌのカロリーは
フィナンシェ 376Kcal(100g)、140~190Kcal(1個)
マドレーヌ 420Kcal(100g)、100~250Kcal(1個)
です。
洋菓子店では、どちらも添加物を使わない代わりにバターをたっぷり使用しているため高カロリー。お店の材料の配合によってカロリーは変わります。比較的バター量の多いマドレーヌの方が100Kcal近く高いです。