おかきとせんべいの違いとは
この記事では
・おかきとは
・せんべいとは
・おかきとせんべいの違いとは
・おいしいせんべい都道府県ランキング第1位は?
・柿の種の秘密
についてまとめました。
結論
おかきとおせんべいの違いは原材料にありました。
おかきの原料となるのはもち米、おせんべいの原料となるのはうるち米です。
原料の違いから、おかきは火を通した時に膨らみやすく、食感が柔らかいのが特徴で、せんべいは膨らみにくく硬めの食感という違いもあります。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
おかきとは
おかきとはもち米を原料とした米菓です。
おかきはもち米を原料にしているため、火を通した時に膨らみやすく、食感がせんべいと比べて柔らく感じます。
同じもち米を原料にしたものに「あられ」もあります。大きいものがおかきで、小さいものがあられと区別されます。
あられの代表的なものとして「ひなあられ」があります。
おかきは関西を中心に広まった呼び方のため、関西ではあられのような小さい米菓のこともおかきと呼ぶことがあります。
しかし作り方や、塩味や醤油味、甘い味などの味付けは呼び方に関係ありません。
日本では古くから、お米がとれるとその感謝のしるしとして、日持ちのするもち米を神様にお供えしていました。
おかきの名前の由来は、その供えた後のもちを槌で欠き割り、火で調理したことからといわれています。
欠き割ったもち、すなわち「欠きもち」を「おかき」と呼ぶようになったのです。
せんべいとは
せんべいは、うるち米を原料にした平たく焼いた米菓です。
私たちが普段主食としているお米、うるち米は粘り成分がもち米より少ないため、膨らみにくく硬めの食感になります。
もともとは農家が保存食として、くず米を蒸して丸めて天日干ししたものを、塩で味付けし焼いただけの簡素なものだったそうです。
今ではお馴染みの醤油せんべいは、1645年以降の幕末期になって誕生し、その後明治、大正時代には庶民の味として広く親しまれるようになっていきました。
一般的なせんべいと言えば米を原料に作られる塩せんべいや醤油せんべいなどですが、小麦粉から作られる「瓦せんべい」もあります。
うるち米で作った塩や醤油味のせんべいが登場するまで、「おせんべい」は小麦粉に砂糖を入れて練って焼いた甘いものが一般的で、これが瓦せんべいのルーツとなっています。
この小麦粉の甘いせんべいは当時は上流階級の食べ物だったそうです。
おかきとせんべいの違いとは
おかきとおせんべいの違いは原材料にありました。
おかきの原料となるのはもち米、おせんべいの原料となるのはうるち米です。
原料の違いから、おかきは火を通した時に膨らみやすく、食感が柔らかいのが特徴で、せんべいは膨らみにくく硬めの食感という違いもあります。
関西では関東に比べると、おせんべいよりもおかきの消費量が多いようです。
これはおかきの原料のもち米の産地に近かったことや、神さまへのお供物に捧げてきた流れなどが、寺社の多い関西地方で定着したからとも考えられているそうです。
現在は多種多様なお菓子が発売され、原材料としてはおかきだけど見た目がまるでせんべいという米菓もあるようです。
購入する際には、原材料などを確認しながら違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
おいしいせんべい都道府県ランキング第1位は?
2021年のアンケートでは、せんべいがおいしいと思う都道府県ランキングで、新潟県が1位となりました。
お店で売られているせんべいの約半分が新潟で作られているほど、米菓の生産量がダントツの新潟県。
お米処の新潟ならではの結果ともいえるでしょう。
せんべいで有名な大手メーカーも新潟に本社を構えています。
堅焼きせんべいやソフトせんべいなど、様々な種類がありますが、お土産ではえびせんなどが人気のようです。
柿の種の秘密
あるせんべい屋で、小判形のあられの販売を始めました。
そのために特注して作った金型を、お店の奥さんがうっかり踏みつけてしまい、金型の形が変わってしまいました。
仕方なくその金型で三日月形のあられを作り、スパイスのきいた味付けにしたところ、大評判になったのです。
しかし形が小判型あられではなくなってしまったため、新しい名前を考え、
形が柿の種に似ていることから、そのまま「柿の種」という商品名にして売り出したということです。