料理やお菓子で活躍する材料である小麦粉ですが、小麦粉でも料理によっては使う種類が異なります。
その違いって何でしょうか?
そこで今回は、
薄力粉は何か
中力粉とは何か
強力粉とは何か
についてご紹介します!
薄力粉とは?
薄力粉:グルテン量:少ない、性質:弱い、粒土:細かい
薄力粉は、主に軟質小麦から作られる小麦粉のことです。
軟質小麦はアメリカ産のものが多くみられます。
たんぱく質量は6.5~8.5%と少ないです。
薄力粉の特徴は、強力粉に比べるとグルテン量が少ないという点です。
また、粒が細かくさらさらとしているため、料理に使うと「ふっくら」「サクサク」とした食感に仕上がります。
薄力粉の主な用途にはケーキ、焼き菓子、天ぷらなどがおすすめです。
中力粉とは?
中力粉:グルテン量:中間、性質:中間、粒土:中間
中力粉は、主に中間質小麦や軟質小麦から作られる小麦粉のことです。
たんぱく質量は8.5~10.5% 程度となっています。
薄力粉に比べるとグルテン量は多いですが、強力粉よりは少ないのが特徴です。
また、粒は少し粗めとなっていて、程よい粘性と弾力性を備えています。
料理に使うと「ややもっちり」とした食感になるため、主にうどんやそうめんなどに使われています。
強力粉とは?
強力粉:グルテン量:多い、性質:強い、粒土:粗い
強力粉は、主に硬質小麦から作られる小麦粉のことです。
硬質小麦はアメリカ産やカナダ産のものが多くみられます。
タンパク質含量が11.5~13%と小麦粉の中では1番多いです。
ほかの小麦粉に比べるとグルテン量が多いのが特徴で、粒は粗く粘性と弾力性が強いため、料理に使うと「もっちり」とした食感に仕上がることが多いです。
強力粉の主な用途にはパン、ピザ、餃子の皮、中華まんの生地、打ち粉などに用いられます。
薄力粉と強力粉を見分けるポイントは、粒子の細かさですが、見た目で判別できない場合は、手で握った時に固まるのが薄力粉、崩れてしまうのが強力粉と覚えておくと良いでしょう。
このように、薄力粉、中力粉、強力粉の違いは、小麦粉に含まれるグルテン(タンパク質の一種)の量と質によって分けられていることがわかります。
これらの小麦粉はそれぞれ適した用途があるので、作りたい料理に合わせて小麦粉を使い分けましょう。
まとめ
今回は、「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の違いについてご紹介させていただきました!
・薄力粉は、グルテン量:少ない、性質:弱い、粒土:細かい。
・中力粉は、グルテン量:中間、性質:中間、粒土:中間。
・強力粉は、グルテン量:多い、性質:強い、粒土:粗い。
それぞれの小麦粉を使い分けて、美味しい料理を作ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!