玉ねぎと新玉ねぎの違いとは
この記事では
・玉ねぎとは
・新玉ねぎとは
・玉ねぎと新玉ねぎの違いとは
・玉ねぎはなぜ高い?
・玉ねぎと新玉ねぎの使い分けは?
についてまとめました。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
玉ねぎとは
玉ねぎとは、ネギ科ネギ属の野菜で、主に「辛玉ねぎ」と「甘玉ねぎ」にわかれています。玉ねぎは全国で栽培されますが多くは北海道で生産されています。
一般的に「玉ねぎ」として販売されている品種は「黄玉ねぎ」で、収穫後日持ちを良くするために玉ねぎを1ヶ月ほど乾燥させる処理を行います。そのため保存性に優れ、新玉ねぎより辛みが強く、切ると涙が出てくるのが特徴です。
玉ねぎの辛み成分「塩化アリル」は、加熱をすることで甘味成分に変化します。そのため生で食べるよりも、炒めたり、煮込んだりすることで甘みが増し、食べやすくなります。しかし辛み成分「塩化アリル」は疲労回復に必要なビタミンB1を助け、動脈硬化・高血圧の予防を防ぐ働きがあるので、辛みが好きな方は生のまま食べることもおすすめします。
新玉ねぎとは
新たまねぎとは、ネギ科ネギ属の野菜で、温暖な地域で春頃に出荷される早取りの玉ねぎの総称です。主に「白たまねぎ」が流通しています。
新たまねぎは、収穫後、乾燥させずにすぐに出荷させます。そのため、水分が多く日持ちしないですが、みずみずしく苦みの少ない味が特徴。
新玉ねぎは、みずみずしくシャキシャキとしていて辛みも少ないので、サラダなどの生食としても人気です。生で食べると、辛みの元である「塩化アリル」やビタミン類・カルシウム・鉄などの栄養成分を多く摂取でき、血液をサラサラにする働きが期待されます。
玉ねぎと新玉ねぎの違いとは
玉ねぎと新玉ねぎの違いとは、乾燥させずに出荷させるか否かの違いです。
主に、玉ねぎは「黄玉ねぎ」、新玉ねぎは「白玉ねぎ」という品種が流通しています。
玉ねぎは、収穫後日持ちを良くするために玉ねぎを1ヶ月ほど乾燥させる処理を行います。そのため保存性に優れ、新玉ねぎより辛みが強く、切ると涙が出てくるのが特徴。一方、新玉ねぎは乾燥させずに出荷するので、水分が高く日持ちはしませんが、みずみずしく苦みの少ない味が特徴です。
しかし、どちらにも辛み成分「塩化アリル」や、ビタミン類・カルシウム・鉄などが豊富に含まれているので栄養成分は玉ねぎも新たまねぎも一緒です。
玉ねぎはなぜ高い?
現在、玉ねぎが高騰している原因は、北海道と佐賀県での「不作」です。主に生産されている北海道では「干ばつ」が起こり、全国2位の産地、佐賀県では気温低下により生育が遅れました。そのため、全体的に玉ねぎの出荷量が減り価格も上がってしまいました。
玉ねぎと新玉ねぎの使い分けは?
玉ねぎは、生のままで食べると辛みが強いですが、火を通すと甘みがぐっと増します。食感もしっかりとしているので、カレーの具材・かき揚げなどの加熱調理の材料として使うことをおすすめします。
新玉ねぎは水分量が高く、炒め物にすると水っぽくなるため適していません。みずみずしさと苦みが少ないのが特徴なので、オニオンスライスやサラダなどにして生のまま食べることをおすすめします。