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「バター」「マーガリン」「ファットスプレッド」の違いとは?用途、値段、保存期間についても

お菓子作りや料理に使うことがある「バター」ですが、スーパーの同じコーナには「マーガリン」「ファットスプレット」などもあって見た目が似ていますよね。

これらの違いって一体なんでしょうか?

そこで今回は、

バターとは何か

マーガリンとは何か

ファットスプレットとは何か

についてご紹介します!

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バターとは?

「バター」とは、動物性脂肪が主成分で牛乳から分離したクリームを練り固めた食品のことです。

バターの規格は、厚生省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で定められていて、乳脂肪分80%以上、水分17%以下、大腸菌群が陰性のものとなっています。


温度によって変化しやすく、冷蔵保存で固くなり、15℃前後でパンなどに塗りやすい柔らかさになり、30℃以上で溶け出します。

用途
バターはコクと深みがあり、加熱して溶かすと旨味や香りが引き立つため、素材の味が淡泊な魚の料理や、脂肪の少ない肉料理などに適しています。

値段
マーガリンに比べて高いことが多く、販売数が少ない傾向にあります。

保存期間
賞味期限は未開封の場合は6ヵ月で、開封後は2週間ほどとされています。

マーガリンとは?

「マーガリン」は主な原料が「植物油脂」で、バターの代用品として作られた食品のことです。

マーガリンの規格はJAS規格(日本農林規格)で定められていて、鮮明な色調を有し、香味及び乳化の状態が良好であって、異味異臭がないこと、油脂含有率80%以上、乳脂肪含有率40%未満、水分17%以下、異物が混入していないこと、内容量が表示量に適合していることと定義されています。

一般的には大豆油、コーン油、パーム油、菜種油などが使われており、そこに乳成分、食塩、着色料、ビタミン類などを加えて練り固められています。


バターに比べて形状変化が少なく、10~30℃の間でパンなどに塗りやすい柔らかさを保ちます。

用途
あっさりとしており、溶けるとサラダ油などと大差がなくなります。そのため「バター」に比べて風味は劣りますが、味の主張の強い料理への使用や、食材を組み合わせて作るサンドイッチ、軽い食感のお菓子などに適しています。

値段
バターのような価格の変動は少なく、いつでも安価で購入できる傾向にあります。

保存期間
賞味期限は未開封の場合は6~10ヵ月、開封後は1ヵ月ほどとされています。

ちなみに「バター風味のマーガリン」などには「バター」は入っておらず、香料や塩を用いて、香りやコクを「バター」に近づけた「マーガリン」となっています。

ファットスプレットとは?

「ファットスプレッド」は主原料や製法は「マーガリン」と同じで、主な違いは油脂が80%未満ということです。

JAS規格(日本農林規格)の成分規定では、油脂が80%未満、乳脂肪が40%未満かつ油脂中50%未満、油脂及び水分の合計量が85%以上(砂糖類、蜂蜜または風味原料を加えたものは65%以上)と定義されています。

「ファットスプレッド」は「マーガリン」に比べて低脂肪でカロリーも低いため、一般的に主流の商品となっており、チョコレートクリームや、果実風味、カロリーオフのマーガリンなどが「ファットスプレッド」に含まれます。


「マーガリン」と同じです。

用途
柔らかくすぐ溶けるので、パンなどに塗りやすいという特徴がありますが、水分量が多いため加熱調理には向いていません。

価格
「マーガリン」と同じです。

保存期間
「マーガリン」と同じです。

マーガリン類には血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすといわれる「トランス脂肪酸」が含まれているため、バターに比べて体に悪いといわれるようになってきています。
トランス脂肪酸を日常的に多くとりすぎると、少ない人に比べて、心臓病のリスクを高めるという報告もあるので、摂りすぎには注意しましょう。

まとめ

今回は、「バター」「マーガリン」「ファットスプレッド」の違いについてご紹介させていただきました!

 

・「バター」とは、動物性脂肪が主成分で牛乳から分離したクリームを練り固めた食品のこと。

・「マーガリン」は主な原料が「植物油脂」で、バターの代用品として作られた食品のこと。

・「ファットスプレッド」は主原料や製法は「マーガリン」と同じで、主な違いは油脂が80%未満であること。

 

違いがわかると、使い分けがしやすくなりますね。

最後までご覧いただきありがとうございました!!!

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