団子粉と白玉粉の違いとは
この記事では
・団子粉とは
・白玉粉とは
・団子粉と白玉粉の違いとは
・花見団子が3色なのはなぜ?
についてまとめました。
結論!団子粉と白玉粉の違いとは原料や粒子の大きさにあった!
団子粉はうるち米ともち米のふたつのお米を原料とし、
白玉粉はもち米のみを原料とします。
団子粉に比べ、白玉粉の粒子は細かいため、
茹でた時に表面がつるんとし、舌触りはなめらかになります。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
団子粉とは
団子粉とはもち米とうるち米を原料で、米を精白し、水につけたあとに粉砕し、乾燥させたもののことです。
商品によって、もち米とうるち米の割合が異なり、中にはデンプンが含まれているものもあります。
特徴としては、茹でた際に、もちもちとした弾力があり、歯切れも良くしっかりとしています。
団子粉に水を加えて丸く成形し、
団子粉で作る団子は、時間がたっても固くならず、柔らかすぎないので、みたらし団子や串団子におすすめです。
たくさん作った際には冷凍も可能です。
くっ付いてしまわないよう、1個づつ離して並べ冷凍します。
召し上がる時は、冷凍のまま必要な分をお湯に入れて茹でなおしたり、レンジで加熱してください。
白玉粉とは
白玉粉とはもち米を精白し、水につけたあとに粉砕し、乾燥させたものです。
昔は寒い時期に作られていたことから、「寒ざらし粉」と呼ばれます。
団子粉と比べると粉の粒子が細かいので、表面がつるんとしていて、食感はもちもちでなめらか、冷やしても固くなりにくいという特徴があります。
茹でたものを冷水にとって冷やし、ざるにあげて水けを切ったものが「白玉」です。
食用色素などで着色して彩りを良くすることもあります。
主に蜜やきな粉、餡をかけたり、みつまめに入れたり、フルーツと合わせてフルーツ白玉に使用したりすることが多いです。
団子粉と白玉粉の違いとは
団子粉と白玉粉の違いとは原料や粒子の大きさにあります。
団子粉はもち米に加えてうるち米が入っていますが、白玉粉はもち米のみが原料となっています。
また、団子粉は粒子が粗く、白玉粉は粒子が細かいという違いがあります。
そのような違いから、団子粉はもちもちとした弾力や歯切れの良さがあり、
白玉粉は表面がつるんとしていて、舌触りもなめらかなのです。
粉の製法や団子を作る過程はどちらも同じで、それぞれの米を精白し、水につけたあとに粉砕し、乾燥させます。
そこへ水を加えて成形し、
どちらも手軽にできるので、料理初心者やお子様にもおすすめです。
それぞれの粉の特徴を活かして好みの団子を作ってみるのも良いのではないでしょうか。
花見団子が3色なのはなぜ?
お花見団子の誕生には豊臣秀吉が関わっていたことをご存知ですか?
天下をとった秀吉が大規模なお花見を開催する際、何か招待客を驚かせるものはないかと考え、カラフルな3色団子を思いついたようです。
ピンクは春に咲く桜、緑は夏の新緑、白は冬の雪をイメージしたものだそうです。
四季から考えられたカラフルな団子ですが、秋が抜けています。
これには「食べ飽きないように」、「商いが繁盛しますように」という願いと、「秋無い」を掛けたのが理由だそうです。
当時は5個のみたらし団子が主流でしたが、この彩り豊かなめずらしい3色団子は人気を博したそうです。
今でも花見団子は3色で変わらず親しまれていますが、そのような背景があったとは驚きです。