コハダが成長したコノシロにアニサキスはいるのでしょうか?
コノシロはコハダと同じように酢締めで刺し身にしますが、アニサキスのリスクは低くなるのかどうか、気になりますね。
今回は、生のコノシロに潜むアニサキスの危険性、見つけ方や死滅させる方法など、紹介していきます!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
コノシロにもいるアニサキスはどんな寄生虫?
アニサキスはイカやサバ、アジ、サンマなどの内臓にいる寄生虫の一種で、コノシロにも寄生することがあります。
アニサキスが生きたまま口にして体内に入ってしまうと、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。
アニサキスの見つけ方
アニサキスは内臓に寄生しています。
ただ、寄生していたコノシロが死んでしまうとアニサキスは内臓から筋肉(身)の方に移動してくるので、体内に入るリスクが高くなります。
アニサキスは白っぽく2〜3cmくらいの長さで、目視でもチェックすることができるので、内臓の近くをしっかりと確認しましょう。
鮮魚店や飲食店ではブラックライトを取り入れているところもあるそうです。
内臓をキレイに取り除く
まずは内臓をキレイに取り除きます。
自分で捌くときは、鮮度の高いうちに処理し、内臓に近いところをよく確認しましょう。
もしアニサキスなど寄生虫を発見したら、取り除いてしっかりと加熱して食べることが望ましいです。
どうしても生で食べたいときは細かく刻んで『なめろう』にするのがおすすめです。
コノシロは小骨が多いので、細かく刻めば気にならなくなりますよ。
魚釣りしてお料理したっ!
コノシロってお魚
なめろうと酢締めにしてお寿司 pic.twitter.com/Honq7gmy6x— Mercy_Sugar (@Mercy_Sugar) May 23, 2021
冷凍保存で死滅させる
アニサキスは低温に弱く、5℃以下で動きが鈍くなり、−20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
一般家庭では寄生虫対策として、48時間以上と長めに冷凍している方も多いです。
スーパーに並んでいるコノシロは「解凍」とパッケージに記載があればアニサキスの心配はありません。
加熱調理で死滅させる
アニサキスは熱にも弱いので、加熱調理することで死滅させることができます。
70℃以上ならすぐに死滅し、60℃なら1分の加熱で死滅します。
お刺し身やお寿司のイメージがあるコノシロですが、バター焼きやグリルで塩焼きでも美味しいですよ。
中までしっかりと火を通しましょう。
アニサキスは酢漬けや塩漬けで死滅する??
アニサキスは酸に強く、体内に入っても1週間くらい生きると言われています。
コノシロの酢締めは??
コノシロは小骨が多いので、下処理として酢で締めると、小骨が柔らかくなって食べやすくなります。
酢締めしてもアニサキスはすぐには死なないので、仕込んだら一度冷凍するのが安心です。
2週間前に作ったコノシロの酢締め(冷凍保存)をそろそろ食べないかんと炙って食べたら、びっくり…
うまっ! pic.twitter.com/iOxjLdQLmQ— SK8er326@Shonan Angler (@sk8ermitsuru) September 28, 2021
酢で締めたり、塩漬けにしても死滅しないので、お刺し身で食べたいときは必ず冷凍しましょう。
まとめ
ここまで、生のコノシロに潜むアニサキスのリスク、安全な食べ方など、紹介させていただきました。
コノシロにアニサキスを見つけたら、適切な処理をして安全に食べましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!