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イカの塩辛にアニサキス(寄生虫)はいる?冷凍すれば食べられる?

イカの塩辛にアニサキスはいるのでしようか?

アニサキスって内臓にいるんじゃなかった?

塩辛は生のイカの身を肝和えにしている…

…どう考えてもアニサキスのリスクが高そうですね。

今回はイカの塩辛について、

市販のイカの塩辛は安全なのか?

自分で作るイカの塩辛は?

といった疑問を調べてみました。

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アニサキスはどんな寄生虫?

アニサキスはイカやサバ、アジ、サンマなどの内臓にいる寄生虫の一種です。

アニサキスが生きたまま口にして体内に入ってしまうと、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。

アニサキスは白っぽく2〜3cmくらいの長さで、目視でもチェックすることができるので、内臓の近くをしっかりと確認しましょう。

イカの塩辛にアニサキスはいる?

イカの塩辛にアニサキスがいる可能性は高いです。

アニサキスの特性を知っておくと、スーパーで魚介類を買うときに役立ちますよ。

アニサキスは内臓にいる

アニサキスは初めは内臓に寄生しています。

寄生していたイカが死んでしまうとアニサキスは内臓から筋肉(身)の方に移動してくるので、体内に入るリスクが高くなります。

つまり、にもにもアニサキスがいる可能性があるということですね。

アニサキスは塩辛にしても死滅しない

アニサキスは酸に強く、体内に入っても1週間くらい生きると言われています。

酢で締めたり、塩漬けにしても死滅しないので、で和えるイカの塩辛にはアニサキスがいる可能性があります

塩辛を安全に食べる方法

市販と手作りでアニサキスのリスクに違いはある?

塩辛はスーパーなどで売っている市販の塩辛と、自分でイカを捌いて作る自家製塩辛がありますが、どちらもアニサキスのリスクはあるのでしょうか?

市販の塩辛はアニサキスのリスクは少ない

市販の塩辛は製造工程で1度冷凍されます。

冷凍したイカを解凍して塩辛を作る
塩辛を作ってから冷凍する
このように、どちらかの過程で冷凍されているので、スーパーで売っているイカの塩辛はアニサキスがいる可能性は極めて低いです。

手作りの塩辛はアニサキスのリスクが高い

自分で釣ったり、魚市場で買った獲れたての新鮮なイカを捌いて塩辛を作るのも美味しいですが、生のイカを使うとアニサキスが生きている可能性が高いです。

では、生のイカで作る塩辛を安全に食べるにはどうすればいいのでしょうか?

冷凍で死滅させる

アニサキスは低温に弱く、5℃以下で動きが鈍くなり、−20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。

作った塩辛は1度冷凍させましょう。

一般家庭の冷凍庫の温度は−18℃くらいなので、48時間以上と長めに冷凍している方も多いです。

アニサキスは加熱で死滅する

アニサキスは熱にも弱いので、加熱調理することで死滅させることができます。

70℃以上ならすぐに死滅し、60℃なら1分の加熱で死滅します。

野菜と一緒に炒めると、塩辛だけで味つけが完成しますよ。

まとめ

ここまで、イカの塩辛に潜むアニサキスのリスク、安全な食べ方など、紹介させていただきました。

生のイカで作った塩辛にはアニサキスがいる可能性があり、生きたまま体内に入ると、腹痛など激しい痛みの食中毒を起こすことがあります。
市販の塩辛は製造工程で1度冷凍されているので、アニサキスのリスクはほとんどありません。
アニサキスは24時間以上冷凍すると死滅するので、手作りの塩辛は必ず冷凍しましょう。

アニサキス症を防ぐために、適切な処理をしてイカの塩辛を安全に食べましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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