シナモンとニッキの違いとは
この記事では
・シナモンとは
・ニッキとは
・シナモンとニッキの違いとは
についてまとめました。
結論!シナモンとニッキの違いは原産国や原料になる部位、香りや風味に違いがあった!
シナモンは主に、スリランカや南インド産のニッケイを原料とするもの、中国やインドシナ産のニッケイを原料とするものの2種類あり、樹皮をはぎ取り作られています。
ニッキは日本産のクスノキ科の「ニッケイ」を原料とし、根の部分を使用します。
香りや風味の違いとしては、シナモンは濃厚な甘い香りで、ニッキは鼻を抜けるような爽快感を感じる甘い香りです。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
シナモンとは
シナモンとは、クスノキ科の「ニッケイ」を原料とし、甘くエキゾチックな香りのスパイスです。
薬味や調味料として料理や飲み物、漢方にも利用されています。
普段調味料として使用するのは、木の幹や枝の皮をはぎ取り乾燥させた部分です。
一般的なシナモンには2種類あり、スリランカや南インドなど熱帯地方原産の「セイロンシナモン」、中国やインドシナ原産の「カシア」があります。
セイロンシナモンは上品な香りでキメが細かいので手で崩せてしまうほど柔らかいのが特徴です。
一方カシアは濃厚な香りで、セイロンシナモンと異なり、肉厚で固いのが特徴です。
樹皮をスティック状に巻いたシナモンスティックや、それを粉末状にしたシナモンパウダーが売られていますが、アップルパイやシナモンロール、コーヒーや紅茶などにも使用することが多いです。
シナモン独特の甘い香りを楽しむことができ、人気のあるスパイスです。
ニッキとは
主に日本産のクスノキ科の「ニッケイ」を原料とした香辛料のことです。
シナモンは幹の部分を使うのに対し、ニッキは根の部分を使用します。
また、独特な甘みを感じる他に、鼻に抜けるような爽かな風味があるのが特徴です。
日本では八つ橋やニッキ飴などの和菓子に使われることで有名です。
ニッキはシナモンに比べ、栽培量が少ないので希少価値は高いです。
効能の面でいうと、ニッキにはカリウムが含まれています。
カリウムには塩分を排出する働きがあるので、むくみ予防に効果があります。
また血行を促進させる作用もあります。
血行が良くなることでリンパの流れも良くなるので、むくみ解消や、美容の面でも期待できるでしょう。
シナモンとニッキの違いとは
シナモンとニッキの違いとして、原産国、原料の部位が一番に挙げられます。
シナモンはスリランカや南インド産、中国やインドシナ産のニッケイを原料とするもので、樹皮をはぎ取り作られています。
一方、ニッキは日本産のニッケイを原料とし、木の根から作られています。
また香りや味の部分でも違いがあります。
どちらも独特の甘い香りが特徴的ですが、シナモンは濃厚な甘い香りで、ニッキのほうが爽快感を感じ、味わいも異なります。
用途としてもシナモンは洋菓子に、ニッキは和菓子に使用されることも多いです。ニッキは多く流通していないため、普段の料理で使用するにはシナモンを使用するのが良いでしょう。
シナモンの一日の摂取量は?
シナモンの1日あたりの摂取量は
大人 2g(小さじ1弱)
子供 0.5g未満
が目安となります。
シナモンには香料物質である「クマリン」という物質が含まれていますが、過剰に摂取することにより、肝臓を害する副作用があるといわれています。
しかし、血流を改善する効果があるので、血栓を防いで脳梗塞の予防になったり、むくみの改善やリンパの流れを良くするなど、美容面でも期待できることは多々あります。
きちんと一日の摂取量を守れば副作用が出る可能性は低いです。少量ずつこまめに摂取するのが良いでしょう。
ちなみにセイロンシナモンにはクマリンの含有量が少ないとされているので、気になる方はそちらを使用することをおすすめします。