冬野菜で食べる場面が増えてくる、「大根」や「かぶ」。
見た目でどちらか見分けるのは簡単ですが、少し似ていますね。
味や栄養などに違いはあるのでしょうか。
そこで今回は、
大根かぶの違い
大根とかぶの栄養面や効果
大根とかぶの保存方法
についてご紹介します。
おはよう、かまくら。
大寒の市場。
大根も蕪も大きく育っています。#季節の波に乗ろう #太陽と暮らそう #鎌倉 #鎌倉野菜 #レンバイ #おはよう #朝ごはん #朝活 #腸活 #旧暦のある暮らし pic.twitter.com/rvLJCSwWAg— 朝食屋/腸食屋COBAKABA (@COBAKABA) December 8, 2022
目次 -お好きなところからお読み下さい-
かぶと大根の違いとは?
かぶと大根の違いはこちら↓↓↓
①分類
「大根」は「アブラナ科ダイコン属」なのに対して、「かぶ」は「アブラナ科アブラナ属」という違いがあります。
②原産地
かぶの原産地は中央アジアか地中海といわれていて、日本には弥生時代のころに伝わり、江戸時代に全国的に作られるようになりました。 大根の原産地はエジプトでは紀元前から栽培されていたといわれていて、日本には奈良時代に伝わり、江戸時代には栽培が始まったと考えられています。
③旬
かぶの旬は春と冬の年に2回あります。
春の旬は3〜5月頃、冬の旬は11〜1月頃です。
大根の旬は10月〜3月頃の秋、冬です。
かぶや大根の旬は、品種や栽培地域などによって若干異なる場合があります。
④栽培方法
かぶの栽培期間は、小かぶは40〜50日、中かぶは50〜60日、大かぶは60〜90日と大きさによって異なります。
種から育てる野菜で、プランターでの栽培も可能です。
よく日光が当たる場所で栽培します。
大根の栽培期間は60〜70日です。
大根も種から育てる野菜で、種まきは春または秋に行います。
プランターでの栽培も可能ですが、ある程度の深さが必要なので地植え栽培がおすすめです。
⑤値段
2022年10月の東京・大田市場における蕪(かぶ)の平均卸価格は1キロ当たり130円に対し、大根(だいこん)の平均卸価格は1キロ当たり98円です。
かぶと大根の値段ですが、平均価格でみると大根よりもかぶの方がやや高めです。
かぶも大根も、旬の時期には値段が下がり、出荷量が少ない時期は値段が上がる傾向があります。
⑥味
かぶは味にクセがなく、甘みを感じるのに対し、大根は上の方(太い方)が甘みが強く、下の方(細い方)は辛みが強いといわれています。 かぶも大根もそれぞれ生のまま食べることができます。
大根とかぶはさまざまな点で違いがあることが分かりました。
栄養面や効果についても詳しく見ていきましょう。
大根とかぶの栄養面や効果は?
大根とかぶの栄養面や効果はこちら↓↓↓
大根(皮つき・生 可食部100gあたり)の栄養素・カロリー
エネルギー:15kcal
水分:94.6g
たんぱく質:0.5g
脂質:0.1g
炭水化物:4.1g
ビタミンC:12mg
ビタミンB1:0.02mg
ビタミンB2:0.01mg
鉄:0.2mg
カルシウム:24mg
かぶ(皮つき・生 可食部100gあたり)の栄養素・カロリー
エネルギー:18kcal
水分:93.9g
たんぱく質:0.7g
脂質:0.1g
炭水化物:4.6g
ビタミンC:19mg
ビタミンB1:0.03mg
ビタミンB2:0.03mg
鉄:0.3mg
カルシウム:24mg
出典:食品成分データベース(文部科学省)
大根とかぶの栄養素を比較してみると、どれも大きな差はありません。
どちらもビタミン類やカルシウムが豊富です。
ビタミンCがややかぶの方が多いことがわかります。
大根やかぶの栄養成分の中にはアミラーゼが含まれます。
そのままでは体内に吸収できないでんぷんを糖に分解するのをアミラーゼが助けてくれる働きがあります。
大根はアミラーゼ以外にもプロテアーゼやリパーゼ、オキシダーゼ、グリコシダーゼなどの消化酵素が含まれています。プロテアーゼはたんぱく質を、リパーゼは脂質を分解する作用があるといわれています。
次は正しい保存方法についてです。
大根とかぶの正しい保存方法は?
大根とかぶの正しい保存方法はこちら↓↓↓
①葉は根元ぎりぎりから切り離しておく。
大根の根に葉っぱがついたままで保存をすると、根の栄養分を葉っぱがどんどん吸収してしまい早くしなびるそうです。
②水分の流出を防ぐために、洗ってぬれた状態で新聞紙で包む。
③新聞紙にくるんだ状態で、暗くて気温が低い場所で立てて保存。
縦に伸びる野菜は、横にして保存すると、上に立ち上がろうとして無駄に水分と糖分を浪費してしまい、その結果しなびるのも早くなってしまうので立てておきましょう。
立てるために、牛乳パックや2Lのペットボトルの上を切り開いて使うという方法もあります。
この方法で保存すれば約3週間は、瑞々しい状態を保てるようです。
ぜひお試しください。
お疲れ様です。今日は豆 知識ですね〜 大根を頂きました 大きすぎ とても簡単な保存方法 新聞紙で包んで 床下収納や 気温が安定している 場所に保管するだけで 何時でも新鮮な 大根が食べれますよ pic.twitter.com/PcX01T569x
— 湘南大好き (@kumasan0385) November 3, 2019
まとめ
今回は、大根かぶの違い、大根とかぶの栄養面や効果、大根とかぶの保存方法についてご紹介させていただきました!
・かぶと大根の違いは、①分類②原産地③旬④栽培方法⑤値段⑥味
・大根とかぶどちらもビタミン類やカルシウム、アミラーゼが豊富で、さらに大根は数種類の消化酵素が含まれる。
・保存方法は、①葉は根元ぎりぎりから切り離す。②洗ってぬれた状態で新聞紙で包む。③新聞紙にくるんだ状態で、暗くて気温が低い場所で立てて保存。
栄養満点の大根やかぶで美味しいお野菜料理を楽しみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!!!