お刺し身やお寿司を食べるとき心配なアニサキス（寄生虫）ですが、ヒラメにもアニサキスはいるのでしょうか？
ヒラメは身は淡白で食べやすく、背びれのつけ根にある脂の乗ったエンガワと違った味わいを楽しめますよね。
今回は、生のヒラメに潜むアニサキスの危険性、見つけ方や死滅させる方法など、紹介していきます！
目次 -お好きなところからお読み下さい-
ヒラメにアニサキスはいる？どんな寄生虫？
アニサキスはイカやサバ、アジ、サンマなどの内臓にいる寄生虫の一種です。
厚生労働省が発表している令和4年食中毒発生事例の速報によると、アニサキス症の発生原因となった魚のうち、ヒラメは5位ということでした。
ちなみに1位〜4位はこちら↓↓↓
第1位 サバ
第2位 アジ
第3位 イワシ
第4位 カツオ
アニサキスはヒラメに寄生する
鯖にも寄生するので、生きたまま口に入れて体内に入ってしまうと、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。
アニサキスの見つけ方
アニサキスは内臓に寄生しています。
ただ、寄生していたヒラメが死んでしまうとアニサキスは内臓から筋肉（身）の方に移動してくるので、体内に入るリスクが高くなります。
アニサキスは白っぽく２〜３cmくらいの長さなので、目視でもチェックすることができるので、内臓の近くをしっかりと確認しましょう。
鮮魚店や飲食店ではブラックライトを取り入れているところもあるそうです。
生のヒラメを安全に食べる方法
内臓をキレイに取り除く
自分で魚を捌くときは、鮮度の高いうちに処理し、内臓に近いところをよく確認しましょう。
もしアニサキスなど寄生虫を発見したら、取り除いて加熱して食べましょう。
どうしても生で食べたい場合は細かく刻んで「なめろう」にしましょう。
淡白なヒラメは梅肉や柚子胡椒など、青魚のなめろうとは違った爽やかな味つけが楽しめますよ。
今日の晩酌
刺身:和歌山シマアジ、湘南ヒラメ
ヒラメの梅なめろう青魚で作ることが多いなめろうをヒラメで試してみました。
白身は梅と合うね！
(o*’▽’)o🍻o(‘▽’*o)乾杯#とにかく呑もうよ倶楽部 pic.twitter.com/JtI314hwZI— しろぎす (@shirogisuya) March 15, 2020
アニサキスは冷凍で死滅する
アニサキスは低温に弱く、5℃以下で動きが鈍くなり、−20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
スーパーに並んでいる生のヒラメは、「解凍」とパッケージに記載があればアニサキスの心配はありません。
アニサキスは加熱で死滅する
アニサキスは熱にも弱いので、加熱調理することで死滅させることができます。
70℃以上ならすぐに死滅し、60℃なら１分の加熱で死滅します。
ヒラメを“漬け”にするとアニサキスは死滅する？酢漬けや塩漬けは？？
ヒラメを一定時間タレに漬けこむと、アニサキスはどうなるでしょうか？
残念ながら、醤油などの“漬け”にしても、アニサキスは死滅しません。
アニサキスは酸に強く、体内に入っても1週間くらい生きると言われています。
酢で締めたり、塩漬けにしても死滅しないので、生食で食べたいときは一度冷凍するのが安全です。
まとめ
ここまで、ヒラメを生食する場合のアニサキスのリスク、安全な食べ方などを紹介させていただきました。
ヒラメを生食するときはアニサキスがいないかよく確認し、見つけた場合は適切な処理をして安全に食べましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
