アニサキス(寄生虫)といえば、鯖など青魚にいますが、シメサバにもアニサキスはいるのでしょうか?
酢で〆たらアニサキスの心配はないんじゃないの??
…と思う方も少なくないようですが、実際のところはどうなんでしょうか?
今日の学び
シメサバにもアニサキスはいる— ギンだこ (@monacool13) December 7, 2022
なんと、シメサバにしてもアニサキスはいるんです!
今回は、シメサバのアニサキスの危険性、見つけ方や死滅させる方法など、紹介していきます!
目次 -お好きなところからお読み下さい-
シメサバにアニサキスはいる?どんな寄生虫?
アニサキスはイカやサバ、アジ、サンマなどの内臓にいる寄生虫の一種です。
鯖にも寄生するので、生きたまま口に入れて体内に入ってしまうと、数時間後にひどい吐き気や激しい痛みなどの症状が現れるアニサキス症という感染症を起こします。
厚生労働省の発表している令和4年食中毒発生事例の速報によると、アニサキス症の発生原因となった魚のうち、鯖は第1位ということです。
ちなみに2位と3位はこちら↓↓↓
第2位 アジ
第3位 イワシ
アニサキスの見つけ方
アニサキスは内臓に寄生しています。
ただ、寄生していた鯖が死んでしまうとアニサキスは内臓から筋肉(身)の方に移動してくるので、体内に入るリスクが高くなります。
アニサキスは白っぽく2〜3cmくらいの長さなので、目視でもチェックすることができるので、内臓の近くをしっかりと確認しましょう。
鮮魚店や飲食店ではブラックライトを取り入れているところもあるそうです。
アニサキスは酢漬けや塩漬けで死滅する??
アニサキスは酸に強く、体内に入っても1週間くらい生きると言われています。
酢で〆たり、塩漬けにしても死滅しないので、生の鯖で作られたシメサバは、一度冷凍するといいですね。
シメサバを安全に食べる方法
シメサバを自作したり、スーパーでシメサバを買うときに気をつけることを紹介します。
内臓をキレイに取り除く
自分で鯖を捌いてシメサバを作るときは、鮮度の高いうちに処理し、内臓に近いところをよく確認しましょう。
鯖は足が早い(腐りやすい)ので、アニサキスが身に移動するのも早いのかもしれません。
アニサキスは冷凍で死滅する
アニサキスは低温に弱く、5℃以下で動きが鈍くなり、−20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
スーパーに並んでいるシメサバのパッケージに「解凍」と記載があればアニサキスの心配はありません。
自作のシメサバや、生の鯖を使っている市販品の場合、冷凍庫で2日ほど凍らせると安心です。
養殖の鯖ならアニサキスはいない??
養殖の鯖を使ったシメサバなら、アニサキスの心配はないのでしょうか??
晩酌😋サイズ感がおかしいお猪口で田酒🤤ツマミは生サバ。養殖なのでアニサキスも大丈夫!
え?だよね?(笑) pic.twitter.com/um4YpAFxTX— 小林正光 NHK党公認秋田市立候補予定者 (@koba_mojya) November 20, 2022
…残念ながら答えはNOです。
養殖であっても、餌にオキアミなどを使っていると、アニサキスが鯖に入る可能性があります。
天然の鯖に比べると、アニサキスのリスクは低いですが、ゼロということではないということです。
まとめ
ここまで、シメサバに潜むアニサキスのリスク、安全な食べ方など、紹介させていただきました。
シメサバにアニサキスを見つけたら、適切な処理をして安全に食べましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!