「発酵あんこ」は麹菌発酵させることで、砂糖を使わないのに甘いと、ヘルシー志向の方に人気です。
しかし、あんこはずっしりとした食感で、本当にヘルシーなのか気になりますね。
「発酵あんこ」は太るのか、ダイエットに向いているのか、栄養価など紹介していきます。
目次 -お好きなところからお読み下さい-
発酵あんこのカロリー・糖質は?
「発酵あんこ」の市販品はほとんど出回っておらず、主に家庭で手づくりすることになります。
貴重な市販品、北海道の森田農場の『発酵あずき』のカロリー・糖質はこちらです。
●発酵あずき(80g)
カロリー→153.6kcal、糖質→33.7g
100gに換算すると
カロリー→192kcal、糖質→42.1g
大さじ1杯(15g)
カロリー→28.8kcal、糖質→6.3g
一般的な、砂糖を入れて作ったつぶあんのカロリー・糖質はこちらです。
●井村屋 つぶあん(100g)
100gあたり
カロリー 253kcal、糖質→56.1g
大さじ1杯(15g)
カロリー→38kcal、糖質→8.4g
結論として、「発酵あんこ」のカロリー・糖質は意外と低くないということがわかります。
砂糖を使っていないので、カロリー・糖質ともに発酵あんこの方が20%ほど低くなっていますが、「発酵あんこ」に使われる米麹の原料はお米なので、とくに糖質がやや高めです。
発酵あんこは太りやすい?適量は?
糖質が高めの「発酵あんこ」は、食べ過ぎるともちろん太ってしまいます。
糖質は体や脳を働かせるエネルギー源として必要な栄養素なので、適量であれば太ることはないでしょう。
糖質の摂取量の目安は、1食あたり40g以内、1日130g以内ともいわれています。
1日の食事の中で、ごはんやパンといった炭水化物、果物やコーヒーに入れる砂糖なども考慮に入れ、「発酵あんこ」を含めた糖質量を調整しましょう。
それでは、糖質に注意が必要なダイエットに「発酵あんこ」は向かないのでしょうか?
発酵あんこはダイエットにいい?どんな効果が期待できる?
糖質が気になる方もいると思いますが、「発酵あんこ」の材料である小豆と米麹で、ダイエットにも健康にもうれしい効果が期待できます。
小豆
小豆は栄養豊富でビタミンB1やカリウム、食物繊維、ポリフェノールが多く含まれています。
疲労回復、生活習慣病予防、むくみ改善、便秘改善など、健康への効果が期待できます。
米麹
米麹にはたくさんの酵素が含まれていて、 麹に含まれている酵素は、消化吸収の促進や、腸内環境を整えてくれます。
腸活で肥満防止や美肌効果など、アンチエイジングができるとされています。
酒造りの杜氏さんの手がキレイなことから、麹を使った化粧品も出ているくらいなので、美容効果には期待ができます。
小豆も米麹も、食物繊維が豊富で、さらに腸内環境がよくなりそうです。
「発酵あんこ」を適量食べることによって、腸内環境が整い、ダイエットが成功しやすい体質が作れる、ということですね。
まとめ
ここまで、「発酵あんこ」のカロリー・糖質や、ダイエット効果があるのかなど紹介させていただきました。
「発酵あんこ」は砂糖不使用で、一般的なあんこよりカロリー・糖質ともに低いですが、特段低いというわけではなく、とくに糖質は注意が必要です。
食べ過ぎると太る原因になりますが、他の炭水化物とのバランスを取りながら、1日の糖質の摂取目安量を超えないようにしましょう。
栄養豊富な小豆と米麹のたくさんの酵素で、生活習慣病の予防や腸内環境の改善で、健康や美容、ダイエットへの効果が期待できます。
「発酵あんこ」の発酵パワーを普段の食事から取り入れて、おいしく楽しくダイエットを成功させたいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!